嵐の中で

ある日突然、平穏だった日常が内側から崩れ始めました。

チャーハン

キレまくっている主人を見て…

 

私は何にキレているのかわからなかった。

 

たしかに連絡を入れなかった。

 

いつもより遅くなった。

 

でも…まだ19時半。

 

特別遅くなったわけではない。

 

私は息子の試合の送迎で遅くなった。

 

遊びに行って、帰りが遅くなったわけではない。

 

主人はただただヒマで、自宅でゴロゴロしていただけ…。

 

私は朝から息子を試合会場まで送って、帰ってから洗濯して、掃除して、また試合会場に行って…と休むヒマもない。

 

その上、主人にキレられている事が正直理解できなかった。

 

連絡入れなかったことは申し訳なかったと思ったが…それだけのためにこんな罵声を受けなくてはいけない事が…理解できない。

 

 

"あなた、家の事何一つしてないですよね?"

 

 

私たちが帰ってきたとき、

 

主人は自分でチャーハンを作って食べていた。

『あ、ご飯作ったのね』

 

と私が言った瞬間にキレた。

持っていたスプーンを投げつけた。

 

自分で夕飯のチャーハンを作って食べることがそんなに嫌だったのか?

 

もちろん私たちの分を作っているわけでもなく、

 

主人だけのチャーハン。

 

それでも…そんなに屈辱的だったのか??

 

とにかく、どうして良いのかただただわからず、

 

子供達と黙って主人の罵声聞いていた。